錫器について(栞より抜粋)
錫器が初めて日本で使われたのは役1300年ほど前のことです。
当時は製法も拙く錫自体の産出量も少なく、一部上流の人々に用いられるだけで一般的ではありませんでした。その後徐々に製法技術も進歩し、酒器・蒸器・花器など様々な錫器がつくられるようになってまいりました。
錫器は古来飲食物の風味を増し、体毒を消し腫れ物を予防するとして賞用されてまいりましたが、殊にお酒をお燗にした場合芳醇を増しお燗も早いため愛酒家にはよろこばれております。
熱伝導率の高さはもちろん(湯煎で約1〜2分でつきます)、びっくりするほどお酒がまろやかになります。180mlというサイズも「おいしい温度」で楽しむにはぴったりの容量!
まだまだ寒い季節、寒くてこわばった体をほぐすには温かいお酒が一番。
ついつい進んでしまいます。