「蔵の中で気を失っていたようです」という話を時々聞く高井さん。 小さな蔵は少数精鋭で秋から春にかけての約半年間、酒造りを行います。 このお酒は、酒造りの後半に力を振り絞って造った今期初の「きもと造り。」 雄町らしい甘味や旨味が広がりますが、甘いお酒ではなく、きもと系の特徴である押味の効いた、体に沁みるおいしさで味わいも非常に豊か。 初めて挑戦したというきもとのお酒ですが、さすが高井さん、ツボにはまってしまいました。 これからますます味が乗ってきそう。常温から燗がおすすめです。