酒造りをしない夏の間、蔵人さん達は何をしているの?とよく聞かれますが、黒龍酒造では冬の造りで得た詳細なデータをまとめて来期への酒造りへつなげていきます。お米の状態はその年の気候によって変化するので、毎年同じ造りをしていては美味しいお酒はできません。なので各工程ごとに記録してきたデータや過去の数値を参考にしながら酒造りを行い、昔から守り続けてきた黒龍の味筋に仕上げていくそうです。
酒造りの間は毎日造り手の経験や感覚、微生物との真剣勝負。
醸造期間後の僅かな間は日々研究、分析で次の「よりおいしい黒龍のお酒」になります。
福井県産五百万石55%精米。心地よい吟醸香と程よいお米のふくよかさも感じつつスッキリとした後味。今の季節にぴったりの夏のさわやかなお酒です。
「いっちょらい」とは福井の方言で「一張羅」のことをいいます。