農家の松下明弘さんが中心になって平成8年から青島専務と手掛けている化学肥料を使わずに作った酒米、山田錦(ここでは「松下米」と呼んでいます)を使用した限定酒。ワインでも最近ビオワインなどが注目されていますが、このお酒はまさにその日本酒版。松下さんと青島さんは、長いことこの取組みを続けています。
自然本来の生態系を田んぼに蘇らせて作る米作りは、苦労の連続だそうですが、こうして作られたお米は、高精白をしても洗米をしてもひび割れず良い蒸米になるのだそうです。
醸造後は、約8か月の低温貯蔵を行ってから出荷。純米吟醸「松下米50」は、すっきりとしたキレの良いおいしさに、純米大吟醸「松下米40」はやわらかな口当たりが秀逸です。
何れも香りは控えめですが、口に含んだ時にお米の力強さを感じる素晴らしいお酒です。