同じところで造るお酒でも、お米の出来具合や気候などで味わいが毎年微妙に違う日本酒。日本酒の魅力のひとつでもあります。
その中で、昨年と違う!って思わせる変化のもうひとつが、蔵の設備投資。
これは決して作業の機械化ではなくて、仕事を効率良く進めるためのものが多く、当店で取り扱っている蔵元さんの多くは、酒造りが自然な形で行われるよう「環境を整える」という事をよく言います。
久保田さんの蔵では、酒造りの中でも大切な「麹室」を昨年新しくしたそうで、飲んだ瞬間明らかに違う!と思わせるおいしさ。
「槽場詰め」とは、今の時期しか味わえない搾ったばかりのお酒をフレッシュなまますぐに詰めたもので、生原酒ならではのどっしりとした味わいが特徴なのですが、今年は「雄町米」ならではの、しっかりとした甘酸の絶妙なバランスも保ちつつ、透明感のある味わいが光っています。
冷蔵庫で保管をしていますが、常温くらいの温度がたまらなく旨いです。